PRESS RELEASE

2021年4月21日

早稲田大学が学習管理システムにOpen LMSを採用、「対話型」教育の充実を目指す

海外ソフトウェアの販売代理を行うアシストマイクロ株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:百瀬 太郎、以下 アシストマイクロ)は、日本総販売代理店として提供するLearning Technologies Group plc(本社:英国ロンドン、CE:Jonathan Satchell)の学習管理システム「Open LMS(オープンエルエムエス)」がこの度、学校法人早稲田大学(所在地:東京都新宿区、総長:田中 愛治)の教育プラットフォームとして2020年度に本稼働したこと発表いたします。2020年度春学期には、コロナ禍による全授業のオンライン化にも対応し、その実績をもとに今年度もハイブリッド型教育の基盤としてオンライン授業と対面授業の双方を支えています。

約5万人の学生が学ぶ、早稲田大学では、創立150周年(2032年)に向けて策定された中長期計画 “Waseda Vision 150” のもと、対面授業とオンライン授業を組み合わせたブレンディッドラーニングを推進しています。同学のデジタル化を推進する取り組みは早期から開始され、2000年代にはアメリカの先進的な大学に倣い、学生の学習環境の向上のために独自開発の学習管理システム(LMS)を導入、活用してきました。

しかしながら、独自開発LMSの導入から10年が経過すると、インターネットの進化とともに、メンテナンスにかかるコスト面の負担が大きくなってきました。商用LMSの機能が充実してきたことから同学は新たなLMSの導入を検討し、「それまで利用してきた独自開発LMSの様々な機能がサポートされる機能性とコスト」、「マルチデバイスへの対応」、「クラウド運用可能」という観点からOpen LMSの採用に至りました。Open LMSはオープンソースのMoodleをベースに開発された製品のため、既に数多くのマニュアルが存在すること、全学で6万人規模の運用実績があることも採用の決め手になりました。

早稲田大学は2020年度よりOpen LMSの本格稼働を開始、新型コロナウィルス感染症が拡大する中で春学期の授業を全てオンラインで実施することになり、一気に利用が促進されました。現在はオンライン授業、対面授業それぞれでOpen LMSが活用され、授業を行う上で必須のプラットフォームになっています。特によく利用される小テスト機能では、あらかじめ正解を設定することで自動採点が可能で、後から正解の修正が必要な場合もセットし直して再採点ができます。また、学生・教員間のメッセージ機能では、対面の授業では教員に質問しにくいと感じる学生も、気軽に質問をすることができ、卒業論文等の提出もOpen LMS経由に切り替えたことで提出に伴うトラブルのリスクがなくなる、採点した課題も学生に返却しやすくなる、といった導入効果が現れています。従来の独自開発LMSにはなかった学生同士でレポートの相互評価ができる機能も注目されています。

早稲田大学が掲げるWaseda Vision150の核心戦略の1つ『対話型、問題発見・解決型教育への移行』では、グローバル化を進める中で、大学の差別化のポイントは、教場で一方通行で講義を行うことではなく、学生とのインタラクションを通じて、学生の能力を高めていくことにあると定めています。早稲田大学はそのためにLMSをさらに活用し、学生と教員との間での対話にとどまらず、同じ科目を履修する学生同士のインタラクションも高めていく予定です。また、コロナ禍で全ての科目がOpen LMS上で配信されたことでデータが集まるようになり、得られるデータを新たな教育方法の開発に活かしていくことを目指します。
アシストマイクロは、Open LMSの日本総販売代理店として、今後もきめ細やかな運用サポートを提供することで早稲田大学の教育戦略の実現に寄与していくと共に、LMSの活用、ブレンディッドラーニングを推進する高等教育機関も広く支援していきます。

 

◆早稲田大学導入事例概要
https://www.correos.co.jp/cases/olms-wasedauniv/

 

※Open LMSとは
世界で広く利用されているオープンソースのMoodleをベースに開発された学習管理システムで、インタフェースのカスタマイズをはじめ、豊富なレポート機能、手軽なユーザ登録、個人学習デザイナーなどの独自機能により、お客様にとって最適なユーザ体験を提供しています。現在、1400を超える教育機関、世界100カ国で400万人のお客様に採用されています。

※Moodleとは
Open LMSの基盤となっている、オープンソースのeラーニングプラットフォーム。豊富な機能と様々な他システムとの連携やカスタマイズが可能な柔軟性を持つ。あらゆる教育・学習ニーズに対応できる点が支持され、日本を含む世界中に約2億人以上のユーザを擁する。(2020年現在)1999年にオーストラリアのマーティン・ドゥーギアマス氏が開発。多くのユーザからの支援を受けながら現在も常に開発が進んでいる。

 

関連情報

アシストマイクロは本日より3日間、合同会社DMM.com主催のオンライン展示会「教育総合サミット 2021 Spring」に出展、Open LMSのデモンストレーションや導入事例のご紹介を行います。

《概要》
【名称】教育総合サミット 2021 Spring
【会期】2021年4月21日(水)~23日(金)の3日間 10:00~18:30 ※入退場自由
【費用】来場無料(事前登録が必要です)
【会場】オンライン上 https://showbooth.dmm.com/education/
【主催】合同会社DMM.com

 

アシストマイクロ会社概要

社名 アシストマイクロ株式会社
代表者

代表取締役社長 百瀬 太郎

本社所在地

東京都中野区本町3-31-11

URL https://www.correos.co.jp/
設立 1976年
事業内容
  • ソフトウェアパッケージ製品の企画、開発、販売、保守
  • 海外ソフトウェア製品の販売、保守
  • 上記に付随する導入コンサルティング、運用支援、普及支援

以上

本リリースに記載された会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。

 

リリースに関するお問い合わせ先

アシストマイクロ株式会社
Learning Solution Group
〒164-0012 東京都中野区本町3-31-11 7F
E-mail: am_info@assistmicro.co.jp

 

※記載されている内容は発表時点の情報であり、現在の状況とは異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。